「すべてのものには心がある」という「汎心論」をとりまく現代の科学者や哲学者の主張とは?

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汎心論(はんしんろん)とは、生き物はもちろん今座っている椅子などの非生物でさえも、すべてのものには心ないし心に似た性質があるという哲学的な理論です。汎心論は16世紀に確立して、19世紀に西洋で流行しましたが、20世紀初頭には経験的な証明を重要視する論理実証主義の運動に取って代わられました。しかし、2000年以降になって汎心論は改めて「経験科学で解決できない、難しい意識の問題」への取り組みとして注目されており、哲学者だけではなく科学者たちも汎心論に関する議論を展開しています。

」の危険性について主張しており、汎心論はその典型例だと指摘。その上で、「意識が本質的に脳のプロセスと結び付いていないのであれば、意識が脳に限定されると考える必要はありません。結果として、すべてのものに内なる輝きを見いだす汎心論につながります。しかし、この見方は私たちの意識の重要性を損なう傾向にあります」と述べ、フランキッシュ氏は汎心論について「幻想主義」であると結論付けています。でよく知られています。シェルドレイク氏は、人間だけではなく銀河全体が意識を持っていることは反論の余地がない事実であり、意識や心は脳だけではなく広く電磁波に含まれると主張しました。シェルドレイクの仮説には「ペットはなぜ飼い主が帰ってくるタイミングがわかるのか」というものも含まれており、2000年には日本テレビでこの仮説に関する実験が実施されました。

シェルドレイク氏は「現在最も注目すべき科学者の1人」と呼ばれることもある一方で、シェルドレイクの仮説は超常現象などについて強引に科学的な説明をする疑似科学だとして否定する意見も数多くあります。また、2006年に生物学に「Plant Neurobiology」という「植物の持つ意識」に関する学問分野が登場した一方で、植物は意識を持たないと主張する論文が発表されるなど、意識や心については議論が分かれる部分も多くあります。

 

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