さよならポエジー3年ぶりアルバムは“歌われた遺産”、サブスク解禁への思いも語る - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

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兵庫県神戸発のスリーピースバンド。オサキアユ(Vo, G)、岩城弘明(B)、ナカシマタクヤ(Dr)からなる。2016年7月に1stアルバム「前線に告ぐ」、2018年5月に2ndアルバム「遅くなる帰還」、2021年2月に3rdアルバム「THREE」をCDで発売。2024年2月にこの3作を配信リリースした。同年3月に4thアルバム「SUNG LEGACY」を発表。同年4月からライブツアー「『SUNG LEGACY』Release Tour『NO』」を行う。

鬱屈としてますね、当時この作品を作った彼は(笑)。元気いっぱいの曲がないので、ちょっと暗いなあって。「なんでこんなアルバム作ったんかな?」と今でも思いますね。バンドマンとしても、人としても、ひと言で言うと「尖ってるね」と周りから言われてた時期で、あんまり記憶がないです。そうですね。サウンド面でもあまり明るい感じにしない、きれいにしすぎないという方向性でミックスやマスタリングをしていました。1stアルバムもそうですけど、2ndは特にそうですね。当時の感覚で言うと、サーッと聴き流せて、聴き疲れないような音像を目指していました。今の時代的には、むしろバチバチの音像やリズム感が楽しくてどんどん聴ける感じがあるかもしれないですけど。僕が聴いてきたロックのアルバムだと、そこまでクリアじゃなくて、ちょっと音が奥にあるくらいの音源が好きやったんです。だから、技術力を出してなんでもかんでもきれいな音源に作り上げるのはやめよう、と思ってましたね。──その後、2019年にメンバーが脱退して、現在は正式メンバーの岩城弘明さんがサポートベーシストとして加わり、2021年に3rdアルバム「THREE」がリリースさ

過去の2枚はなんやったんやろうというくらい、いろいろなことに取り組めた作品ですね。弘明くんが手伝い始めてくれたこともあって、もうちょっと真面目に曲を作ってみようかと(笑)。1stと2ndのときは作りたい音に対して自分の技術が追いついてなかったので、できることを最大限にやった感じなんですけど、「THREE」の頃になるとちょっとずつ自分の理想のギターの音が出せるようになって。歌詞もカドが取れていって、だんだん本音っぽくなっている。個人的には、一番さよならポエジーらしい作品かなと思います。いや、結局さよならポエジーはそこまで難しいことをするわけじゃなくて、けっこう一本調子なロックな音楽だと思うので。自分の守備範囲や手の届く距離が広くなったというよりは、軸となる幹が太くなった感じですね。いいことおっしゃいますね。まさにやる気がなかったんです(笑)。僕、友達と会うために音楽をやっているところがあるんですよ。仲のいい友達と対バンしたり、知らないバンドと対バンしたり、そういう夜が好きなんです。だから、ワンマンをやろうという考えは全然なかったです。実際やってみても、やっぱり対バンのほうが楽しいですね。

そうですね。ありがたいことに、各地に呼んでくれるバンドがいるんですよ。特に「THREE」を出す前くらいから、ちょっとずつ自分の好きだった先輩とご一緒する機会が増えて。それまではレーベルメイトとの対バンが多かったんですけど、2019年頃を境に競演できるアーティストさんの幅が広がっていきました。バンドを始めたときから、誰かを誘うよりも誰かに選ばれるようになりたいと思ってたんですよね。だから、こうしてオファーがあるのはすごくうれしい。なんとなく、自分から先輩や後輩に「出てください」とお願いするのが癪なんですよ。自主企画のイベントやレコ発もしたことはありますけど、やっぱり誰かに選ばれることが、自分の価値を認識する瞬間なんですよね。でも、見つけてもらうことに急いではないんです。好きな先輩バンドと打ち上げで一緒になったときに音源交換して……というのがセオリーなのかもしれないですけど、そういう場所でもあえて何もせず黙ってます。自分がいい音源を作っていいライブをやり続けていたら、いつかどこかで見つけてくれるだろうから、そのタイミングを作為的に作りたくなくて。実際、僕らのライブを観たライブハウスのブッキ

 

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