経済学者も研究を進めていますが、まだ決め手がないんですよね。やはりなんだかんだいってGDPは便利なので頼ってしまう。でもそれが国の状態を正確に反映しているかといえば、最近はそうではないという考えも出てきています。
例えばアメリカは日本よりはるかにGDPが伸びているけれど、じゃあアメリカの人たちが幸せかといえば、僕にはそう思えない部分も多いです。あれだけ貧富の差が激しくて、社会が分断されていて、大麻で汚染されている。小倉さんはいま、まさに経済成長著しいドバイに住んでいるわけですが、そのあたりの感覚はどうですか。僕もアメリカに住んでいるときはそうでしたが、やっぱり勢いのある国に身を置くと、日本がちょっと歯がゆい、みたいなことはありますか。そうですね。ドバイはほぼ何もない状態からトップダウンで都市開発されているわけですから、理想を描ければそれを実現しやすいなとは感じます。その意味で、日本は既存のインフラを壊すわけにはいかないし、組織にしても大企業のカルチャーは出来上がっている。最短距離で目的を実現する難しさはありそうです。GDPが国の経済の状態を正確に表すものでないのなら、結果に一喜一憂するより、別の戦い方を考えたほうがいいでしょうね。日本の経済学者の人たちが頑張って、GDPに代わるモノサシを作ってくれないかな。そんな新しい指標が日本から生まれたらいいですね。
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