新しい地下鉄の始発駅・箕面萱野駅は、2003年に開業した「みのおキューズモール」に隣接しており、関西有数の複合商業施設として20年以上も賑わい続けている。敷地内にはスーパーやフードコート、医療モールなどがギュっと詰まり、大体の用事をここで済ませられる。この「みのおキューズモール」は国道171号(通称:イナイチ)沿いにありながら、千里中央駅からのシャトルバスを頻繁に運行させるなど、公共交通での来場者獲得に力を入れていた(シャトルバスは片道のみ無料だったが、2022年に運行終了)。
同店としては念願であった鉄道延伸・新駅開業によって、北大阪急行沿いの千里中央、桃山台・江坂などから広く集客ができるだろう。かつ、近隣5キロ圏内の商圏でひしめき合う「ららぽーとEXOCITY」「イオンタウン豊中緑丘」にはない、「実質的に御堂筋線と直結」という強みを手に入れたといえる。 周辺の定住人口はそこまで多くないが、箕面市の他エリアよりは開発の余地がある。かつ、駅は新御堂筋、国道171号といった幹線道路の交点にあり、これまで千里中央駅から発着していた箕面森町、粟生間谷、如意谷、希望ヶ丘からのバスをまとめて集積させるには、うってつけの立地条件だ。もうひとつの新駅「箕面船場阪大前駅」の周辺には、「Brillia Tower 箕面船場」「レ・ジェイド箕面船場」「シエリア箕面船場」など、最高額が3億円を超えるような分譲マンションの建設が相次いでいる。
このエリアはもともと繊維業者の商業団地(大阪市内の船場地区から移転)として繁栄していたものの、繊維業界の衰退や施設の老朽化によって急激に空洞化しており、延伸と再開発によって、街の新陳代謝と空き区画の再利用が一挙に進んでいる。 また、駅の東隣には大阪大学・箕面キャンパス(外国語学部など)が移転・入居したため、朝晩を中心に大学生の利用も見込める。鉄道新線としてはハイレベルの「1日の利用見込み4.5万人」という試算も、新駅エリアを見る限り、十分にあり得るだろう。なぜ今になって延伸を実現できたのか。箕面市の狙いと、その経緯を探っていく。
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