「福岡のために尽くすのは当然」 明太子の老舗「ふくや」が示す真の地域貢献:地域経済の底力(1/2 ページ)

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ふくやの社是とも言える、地元を守りたいという思い、そして地域貢献。これはコロナ禍でも当たり前のように遂行された。ふくやの川原武浩社長に聞く。

2023年11月4日、東京・国立競技場で行われた「JリーグYBCルヴァンカップ」決勝。アビスパ福岡が2対1で浦和レッズを下し、初優勝を決めた。福岡市の食品メーカー・ふくやの川原武浩社長は目を細めてこう回想する。2013年ごろから運営会社の資金繰りが厳しくなり、消滅の危機にさらされていた。しかし、個人や法人からの小口協賛金に加え、ふくやによる支援などによって持ち直した。

「当時はつぶれなければ、もうJ2でもJ3でもいいよといった雰囲気でしたから。でも何とかアビスパは生き残り、ルヴァンカップで優勝して……。あそこでつぶれていたらそんな未来もなかった。あの時にやってよかったなと思いましたね」「お金を出せば一息つき、すぐにはつぶれないでしょう。アビスパはずっとそうやってお金をもらって生き延びてきたんですけど、結局何も変わらなかった。だからいろいろな人を巻き込んで、自分ごとにしてもらうことが大切だと思いました。商品にして皆さんに買っていただき、それを全部寄付する。結果としては同じなのですが、周りの人たちに関わってもらうためにどうすればいいかを考えたわけです」 ふくやは「アビスパ福岡支援商品」を販売し、売り上げを全額アビスパに寄付。約1776万円が集まった。クラブチームが存続したことで、14年にはアパマンショップホールディングスからの出資を受けることもできた。「関わり合いを増やした分だけ、いろいろな人の目に付きやすくなりました。遠回りだったけどやって良かった」と川原社長は喜びをかみしめる。

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