【番記者の視点】DF西尾隆矢の一発退場にも即対応…交代選手投入までの5分間U―23日本代表がピッチで示した「修正力」

  • 📰 SportsHochi
  • ⏱ Reading Time:
  • 37 sec. here
  • 3 min. at publisher
  • 📊 Quality Score:
  • News: 21%
  • Publisher: 63%

サッカー ニュース

サッカー日本代表

最悪の事態が訪れる前に、ピッチ上の選手たちは動いていた。1―0の前半15分過ぎ。DF西尾隆矢(C大阪)の肘を振ったプレーが、ピッチ脇で映像を確認するVARの「オンフィールドレビュー」となり、判定を待

つまで数分間、プレーが止まった。その瞬間、即座にピッチ上では「10人になった場合はどうするか」(MF平河悠)という話し合いが行われた。

結果的に一発退場となり、いきなりセンターバックが不在となる苦境に立たされたが、大岩監督らベンチからの指示を受ける前に、選手が主体となって4バックの配置を変更。身長187センチの大型右サイドバック(SB)のDF関根大輝(柏)が、西尾が守っていた右センターバックに入り、左SBのDF内野貴史(デュッセルドルフ)が右SB、左サイドの攻撃的な位置に入っていたMF平河悠(町田)が左SBに落ちて即座に対応した。 さらに相手の右サイドの選手が身長189センチの高さがあることを考慮し、数プレー後には、左サイドハーフに入ったMF松木玖生(FC東京)が「体格的にも俺の方がやれるかなと思ったので」と、左SBの平河とチェンジ。同22分にMF山本理仁(シントトロイデン)に代えて、DF木村誠二(鳥栖)を右センターバックに入れたことで、各選手が初期配置に近い場所に戻った「4―4―1」システムになったが、ピッチ上の選手たちが慌てることなく5分間を戦った「修正力」は大きなものだったように思う。

試合後、大岩監督も「ものすごく、そこは選手を評価していいと思います。こっちの指示を待つのではなくて、しっかり自分たちで、フィールドプレーヤー9人で話をしたのは非常に評価したい」と、素直にたたえた場面だった。 その後は主導権を握られ、攻め込まれる場面も多かったが、大会前に退場者が出た場合の戦いについてのミーティングや、10人でのセットプレーの守備の練習もやっていたこともあり、「焦りはなかったし、そういう(退場者が出る)想定を選手内で試合をする前から共有出来ていた」と松木。大岩監督を含めたスタッフ陣が、「想定外」を「想定内」にしていたことも大きな勝因となった。

サッカー日本代表

 

コメントありがとうございます。コメントは審査後に公開されます。
このニュースをすぐに読めるように要約しました。ニュースに興味がある場合は、ここで全文を読むことができます。 続きを読む:

 /  🏆 53. in JP

日本 最新ニュース, 日本 見出し

Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。

【番記者の視点】「3年契約を望んでるって本当?」鹿島FWチャブリッチに聞いてみた 鹿島1―0磐田鹿島は磐田に1―0で勝利し、今季初の連勝を飾った。
ソース: SportsHochi - 🏆 53. / 63 続きを読む »

【番記者の視点】C大阪のDF船木翔が“どハマリ”しているものとは…「毎回ピンク入れてます」昨年結婚C大阪は、DF船木翔が頭で合わせて2年ぶりのゴール、FW北野颯太が復帰弾を決め、3連勝。クラブ史上初となるJ1での開幕5試合負けなしをマークした。スクール生が観戦した試合で、アカデミー出身の2人が活
ソース: SportsHochi - 🏆 53. / 63 続きを読む »

【番記者の視点】FC東京、対策された「0トップ」…川崎との多摩川クラシコで0―3敗戦FC東京がアウェーで川崎と対戦し、0―3で完敗した。
ソース: SportsHochi - 🏆 53. / 63 続きを読む »

【番記者の視点】浦和、今季初先発の岩尾憲がMOM級の活躍…活性化した「中盤・逆三角形」の変化【浦和担当・星野浩司】0―1のハーフタイム。浦和のロッカールームでは、分析担当者からチームに1つの映像が共有された。
ソース: SportsHochi - 🏆 53. / 63 続きを読む »

【番記者の視点】横浜FM「負けに等しい」ドローも…試合内容は悪くなかった、そこは忘れずに横浜FMは川崎と0―0で引き分けた。前半だけでシュート10本を浴びせ、後半28分に相手の退場で数的優位に立ったが、最後までゴールは遠かった。
ソース: SportsHochi - 🏆 53. / 63 続きを読む »

【番記者の視点】横浜FM「負けに等しい」ドローも…試合内容は悪くなかった、そこは忘れずに (2024年4月4日)◆明治安田J1リーグ▽第6節横浜FM0―0川崎(3日・日産スタジアム)横浜FMは川崎と0―0で引き分けた。前半だけでシュート10本を浴びせ、後半28分に相手の退場で数的優位に立ったが、最後までゴールは...
ソース: ExciteJapan - 🏆 125. / 51 続きを読む »