NY円相場、小反落 1ドル=151円35〜45銭 FRB高官発言が重荷

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【NQNニューヨーク=横内理恵】28日のニューヨーク外国為替市場で円相場は小反落し、前日比10銭円安・ドル高の1ドル=151円35〜45銭で取引を終えた。27日夕の米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事の発言を受けて米利下げ開始が想定よりも遅くなる可能性が意識され、円の重荷となった。ウォラー理事が前日の講演で最近の物価指標の上振れを受けて「想定する利下げの回数を減らしたり、利下げをさらに先

【NQNニューヨーク=横内理恵】28日のニューヨーク外国為替市場で円相場は小反落し、前日比10銭円安・ドル高の1ドル=151円35〜45銭で取引を終えた。27日夕の米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事の発言を受けて米利下げ開始が想定よりも遅くなる可能性が意識され、円の重荷となった。

ウォラー理事が前日の講演で最近の物価指標の上振れを受けて「想定する利下げの回数を減らしたり、利下げをさらに先送りしたりすることは適切だ」などと述べた。米債券市場では金融政策の影響を受けやすい2年債を中心に売りが出て、長期金利も小幅に上昇して終えた。 同日発表の10〜12月期の米実質国内総生産(GDP)確定値と3月の米消費者態度指数確報値(ミシガン大学調べ)が前回発表値から上方修正され、週間の米新規失業保険申請件数は市場予想を小幅に下回った。28日発表の米経済指標が全般に強めだったことも円売り・ドル買いを誘った。による円買い介入への警戒感は円の下値を支えた。28日には岸田文雄首相が過度の円安について「あらゆる手段を排除せず、適切な対応を取りたい」と述べた。円安けん制発言が相次いでいることは円売りに一定の歯止めとなった。

29日にはFRBが重視するインフレ指標である米個人消費支出(PCE)物価指数の2月分の発表があるほか、パウエルFRB議長が討論会に参加する予定となっている。同日はイースター(復活祭)を控えて欧州市場が休場になり、米市場でも取引が細る可能性がある。様子見の雰囲気も強いなか、持ち高を傾ける動きは限られた。ユーロは対ドルで下落し、前日比0.0040ドルのユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.0785〜95ドルで取引を終えた。ウォラーFRB理事の発言がユーロ売り・ドル買いを誘ったが、欧州市場の休場や注目イベントを控えて持ち高を傾ける動きは限られた。

 

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