大柄で人なつっこい笑顔。クラブのディスクジョッキー(DJ)にして柔道五段、毎日家庭で包丁を握る料理好き、豪快に酒を飲み、日本酒の造り手でもある。静岡県沼津市にある高嶋酒造の社長、高嶋一孝さん(42)は幾つもの顔を持ち合わせる。そして、そのすべてが互いに密接に関連している。高嶋酒造は1804年に創業し、「駿河に過ぎたるもの」として富士山と並んで称された、高名な禅僧・白隠にちなんだ「白隠正宗」の銘柄で知られる。銘柄の命名者は山岡鉄舟と伝わる。蔵元かつ杜氏(とうじ)の高嶋さんのもと、「地の食文化に合ってこその地酒」をモットーに、地下150メートルからくみ上げた富士山の伏流水、静岡県産の米と酵母から地酒を醸している。「甘酸っぱい酒が今の主流ですが、うちは酸も甘さも抑えています」と高嶋さん。酒母を手作業で造る「生酛(きもと)」というタイプの「白隠正宗」を口に含むと、言葉通り、ほどよい辛さと酸味が食欲をかき立て、後味はすっきりしていた。
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