[ニューヨーク 3日 ロイター] - コーペイのチーフ市場ストラテジストのカール・シャモッタ氏は「政府・日銀の介入ラインが152円と見なされているため、オプション防衛のレベルは高い」と指摘。バノックバーン・グローバル・フォレックスのチーフ市場ストラテジスト、マーク・チャンドラー氏は「介入の有無にかかわらず1ドル=152円を超えれば、市場はより大胆になり、155円を視野に入れるようになる」と述べた。
米国の金融政策を巡っては、連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長がこの日、経済の強さと最近のインフレの高さを踏まえるとFRBには初の利下げについて検討する時間があると改めて表明。アトランタ地区連銀のボスティック総裁は、利下げは年内1回のみにすべきとの自身の見解を維持し、FRBは年末まで利下げ開始を先送りすべきと述べた。 コーペイのシャモッタ氏はパウエル議長の発言について「トーンに大きな変化はなかったが、市場に対し、年初のデータを看過し、インフレと経済成長のトレンドを長期的な視野で検証するよう伝えようとしている」との見方を示した。人民元はオンショア市場で1ドル=7.2320元と、前日に付けた4カ月半ぶりの安値近辺。オフショア市場では7.2481元と、安定的に推移した。
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