勤務地が数年ごとに変わる「転勤」を嫌がる若者が増えているという。道内4企業と道の人事担当者らによる「道内の採用の今を語る座談会」が3月5日、札幌市内の道庁別館で開かれた。情報共有を目的に道が主催した。学生優位とされる売り手市場の中、人材確保の厳しさが改めて共通課題として浮き彫りになった。さまざまな課題のうち大きなテーマとなった若者の転勤敬遠については、全社とも「転勤はどうしても必要。意義や魅力を語らなければ」と訴えた。道と各社は今後、実務レベルも含め継続的な意見交換の場を設けたいとしている。
司会の織田氏も、採用に携わった経験から「道か市に就職するなら、転勤がない市を選ぶという学生の声を聞いたことがある。地元志向の若者が増えているようだ」との認識を示した。座談会の中で「仕事内容より住む場所を重視」「転勤はネガティブな悪習と捉える若者がいる」との発言もあった。 企業によっては地域限定社員(エリア採用)の拡充を図ったり、育児や介護などの事情に配慮した転勤特例を設けたりするところもある。リモートワークなど多様な働き方の実現も若者をつなぎとめる施策となっている。とはいえ、基本的に転勤を伴う職種であること、その意義や魅力を若者にしっかり伝えることが大切だという結論だった。北電は今春から社員の紹介による「リファラル採用」を導入した。道新も3月に導入したばかり。また、過去に退職した人を対象にした「カムバック採用」の制度化にも各社が注目する。職務内容を理解しているのでミスマッチが起きにくく、離職の可能性も低いのがメリット。片山氏は「転職のハードルが下がっている。外部を経験されて『やっぱり北電は良かったな』と戻って来てくれる人には常に門戸を開けておきたい」と制度化の狙いを語る。
日本 最新ニュース, 日本 見出し
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。
ソース: Pre_Online - 🏆 48. / 63 続きを読む »
ソース: nikkei - 🏆 135. / 51 続きを読む »
ソース: Sankei_news - 🏆 68. / 53 続きを読む »
ソース: goonewsedit - 🏆 40. / 63 続きを読む »
ソース: PRTIMES_LIFE - 🏆 39. / 63 続きを読む »
ソース: ryukyushimpo - 🏆 13. / 68 続きを読む »