いわゆるノーマルシートに近い形状のシート。1脚10~30万円ほどで、ノーマルよりも明らかにコストが掛けられている物も多い。そのため質感自体が高いとか、クッション性も高く硬いのに疲れにくく、長時間でも運転しやすいものなどが多い。とくに腰痛防止にこだわったものなどもメーカーごとに出されているので、腰痛が気になる人はそういったモデルも良いだろう。表皮も種類があり、皮やファブリックは当然、滑りにくいバックスキン状のものもあり、カラダが滑りにくく疲れにくい。リクライニングできるが、サイドサポートが高く、カラダを包み込むようなバケット形状のシートのこと。いわゆるフルバケットシートほどのホールド性はないが、リクライニングシートや純正シートに比べれば遥かに高いホールド性能がある。
それでいて快適性も高く設計されているので、普段乗りでも疲れにくい。リクライニングシートのとの違いはサイドサポートもあるが、フルハーネスが取り付けられる穴が開けられていることもある。肩にはベルトを通す穴が開けられているし、最新モデルでは6点式シートベルトが取り付けられるように座面に穴が開けられているものもある。 サーキット走行時に使われるフルハーネスはこれまで4点式などが多かったが、現在は公式なレースでは股下2ヶ所に固定した股ベルトを使う6点式のみが使えることになっている。そのため各社でも6点式シートベルトが主流になっていて座面に穴が空いていることが求められている。 レースなどで使われているリクライニング機構のないシート。サイドサポートも高くカラダを包み込むことで、サーキット走行時の強い横Gでも支えてくれる。快適性は無視。非常に普段使いには厳しいシート、、、に思われるが実はそんなことはない。そういったイメージはある。たしかにカラダのホールド性は高いが、快適性が無視されたシートではサーキットでレース時も疲れてしまう。
実際サーキットのレースでは数時間連続で座っていることも珍しくない。耐久レースでは3時間近くも連続運転することもある。形状もカラダに合っているので意外と疲れにくく、むしろホールド性が高いほうが疲れないという人も多い。
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