「舞台は約3時間の長丁場ですが、ブランクを感じさせない堂々としたせりふ回しと、圧倒的な存在感に会場の視線が釘付けになっていました。“完全復活”を印象付ける熱演で、早くも彼女の代表作にふさわしい傑作との評判も聞こえてきます」(芸能リポーター)沢尻の女優復帰作にして、初の主演舞台『欲望という名の電車』はアメリカの劇作家、テネシー・ウィリアムズの名を世に知らしめた不朽の名作。1947年にブロードウェイで初演されて以来、ジェシカ・タンディやヴィヴィアン・リーなど数々の名優が主演のブランチを演じてきた。
「日本でもたびたび舞台化され、杉村春子さんや栗原小巻さん、大竹しのぶさんが演じて高い評価を受けました。DVや同性愛、人種差別など、現代にも通じる数々の問題を内包したストーリーで、ヒロインのブランチは上流階級から転落し、愛に破れて精神が崩壊していく難役。2012年の映画『ヘルタースケルター』で狂気的な役を演じた沢尻さんにとっても、大きな挑戦となりました」(前出・芸能リポーター)「ブロンドのロングヘアを振り乱し、舞台を所狭しと駆け回る沢尻さんの一挙手一投足に観客の視線が集まっていました。東京全12公演、大阪全6公演は、チケットの発売と同時にソールドアウト。注目度の高さをうかがわせます」(前出・芸能リポーター)
2020年2月に薬物事件で執行猶予付きの有罪判決を受けて以来、沢尻はいっさいの芸能活動を休止して更生に努めてきた。一度は本気で引退することを考えたものの、休業中に出会ったファンの“辞めないでほしい”、“応援しています”という声に鼓舞され、不安を抱きながらも復帰を決意したという。
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