戦国時代生活オープンワールドサバイバル『Sengoku Dynasty』開発者インタビュー。ポーランドから「戦国時代生活ゲーム」をいかに作ったか、日本からの反応をどう受け止めたのか

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実はスタジオの名前は当初「Kintsugi(金継ぎ)」にしようと思っていました。本作の開発を始める前、我々のスタジオは迷走しており、バラバラになる寸前でした。そこから立ち直って今では団結しているのですが、そうしたスタジオの過去を表す名前として、壊れた陶器をより美しく修復する技法の「金継ぎ」がぴったりだと思ったのです。しかし西洋のプレイヤーにはわかりづらい名前だと思い、最終的にはもう少しわかりやすいSuperkamiになりました。日本は世界最大のポップカルチャーの産地の一つです。時代劇映画や怪獣映画、マンガやアニメなどは日本文化にとても強い愛着を抱かせるものでしょう。我々の世代のポーランド人で、日本のアニメを一度も観たことないという人間はいないと思います。自分が子どもの頃はテレビ局で毎晩七時にアニメを放送しており、我々はそれが日本人の手によって作られていることも知らずに楽しんでいました!小さいころは「楽しいムーミン一家」と「みつばちマーヤの冒険」が私のお気に入りでした。

もう少し大人になってからは「ドラゴンボール」に親しみましたし、「ジョジョの奇妙な冒険」や「ベルセルク」、湯浅政明氏の作品は個人的に何度も観たり読み返したりしています!「進撃の巨人」も我々のチームで大人気です!またスタジオジブリの作品はどれも、とても本質的かつ自然な作品で、文化やジャンルの垣根を超越した存在だと思います。まだまだ語りたいことはあるのですが、本題からそれすぎてしまうのでこれぐらいにしておきましょう。基本的なゲームプレイは『Dynasty』シリーズの先輩である『Medieval Dynasty』を土台にしています。平和を求める一般人としてプレイし、キャラクター視点のアクションゲームとして集落を作っていくといったところですね。日本を舞台としたゲームでいえば、『Ghost of Tsushima』はプレイしました。同作がPCでも出ると聞いて楽しみに待っているところです!ほかにも日本の神話をベースとしたファンタジー寄りの作品をいくつかプレイしましたね。新作の『Rise of the Ronin』も、発売を楽しみにしています。また古いゲームも調査しましたが、『Sengoku...

まず我々は日本史の専門家を探すところから始めました。幸運なことに、Szymonというポーランド人とコンタクトを取ることができました。彼は東京に住んでおり、戦国時代について博士論文を執筆中の人物です。彼は西洋からではアクセスするのが難しい文献を、我々のために翻訳してくれました。 ゲームを作り始めた段階では、日本史についてそれほど深い知識は持ち合わせていませんでした。映画やマンガなどで戦国時代に親しみがあったとはいえ、ゲームプレイとどう組み合わせていくかは未知数でした。しかし戦国時代について学べば学ぶほど、サバイバル街づくりというジャンルにぴったりだと感じるようになりました。この時代は身分の流動性が非常に高まっていた時代であり、豊臣秀吉のように貧しい出自でも大名になることができたのです。これこそまさに我々が作りたいと思っていたゲームでした。戦国時代は過酷な時代であり、ただ生きるだけでも戦わなくてはなりません。しかしそこには立身出世の夢があり、何者でもない凡人が支配者となることも出来るのです。Cieślar氏:

はい!ナラティブデザイナーのJakubは加賀の一向一揆から影響を受けました。厳密に加賀が舞台となっているわけではありませんが、それまでの支配者だった侍が追い出され、寺の監督のもとに平民が支配している国という本作の設定の、インスピレーションの源となっています。また、まだゲームには登場していませんが外部に脅威が存在しており、プレイヤーは地域全体を守るために村々を団結させ備える必要があります。日本は職人の国として有名です!日本の伝統工芸品は、本作を作るうえでまず最初に頭に浮かんだ要素でした。お金を出せば何でも手に入る現代社会において、こうした工芸品は金銭を超越した価値があるように感じます。我々は本作を通じて、そうした日本の伝統工芸品の奥深さに触れてほしいと思いました。我々はこうした工芸品の制作過程を再現し、体感することで一種の瞑想のような感覚を感じてほしいと考えています。もちろん単に村人を割り当てて生産させることもできますが、その場合でも制作過程の一部を学ぶことはできるでしょう。

 

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