森田がゲストの人生最高の瞬間やどん底の時期などを深掘りしていく番組。芸能活動60周年を迎え、エンターテインメントの最前線で活躍する小林の原動力を解き明かしていく。小林は1963年(昭38)、小学4年の時にTBS系のど自慢番組「歌まね読本」に出場して、グランドチャンピオンを獲得しての芸能界入り。「審査委員長だった古賀政男先生に声をかけていただきました。その時は古賀先生について全く知識がなかったのですが、その翌年に芸能界に入ってから、その偉大さに驚きました。今にして思えば私の人生を変えた時でしたね」と振り返った。
同番組は森田もテレビで見ていて「とにかく歌のうまい子だって思ったんです。ですから、その後にサンミュージックでお会いした時は、すぐに分かりましたね。それだけサッちゃんの歌にはインパクトがあったんですよ」。小林は「私にとって健ちゃんは、幼なじみですから」と笑った。その小林が全国区の人気になったのは、デビュー15周年の79年に発売した「おもいで酒」。200万枚を超えるダブルミリオンヒットとなり、その年の「NHK紅白歌合戦」に初出場した。 「紅白」では、衣装が大きな話題になった。中でも2009年(平21)に「紅白にラスボス降臨」と言われた「メガ幸子」が転機になったと言う。「リハーサルでは完璧だったのですが、本番でうまくいかなかった。でも、その後、ニコニコ動画の人たちと会って意識が変わったんです」と振り返った。ニコニコ動画で「ラスボス」として人気を呼び、ファン層を大きく広げた。「私にとって人との出会いと毎日を大切にすることが、結果として夢につながるのだと実感している」と話した。
先月28日には千葉・幕張メッセで開催されたニコニコ動画のイベント「ニコニコ超会議2024」に登場。「ギャル界のラスボス さちぴ☆」として、両目に計8枚のつけまつげを施すなど2時間かけたギャルメークにミニスカート、厚底ブーツ姿でステージに降臨して驚かせた。そしてギャルファッションの若いダンサーたちと一緒にパラパラを披露して、会場を大熱狂に包みこんだ。
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