小さな猛禽・モズも求愛期に入る二月。「如月」に込められた本来の意味とは?(tenki.jpサプリ 2020年02月01日) - tenki.jp

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【小さな猛禽・モズも求愛期に入る二月。「如月」に込められた本来の意味とは?】 二月になりました。寒中も終りを告げ、2月4日の立春から暦上では春となりますが、平..

異界に存在する「きさらぎ駅」という、インターネット発祥の怖い都市伝説でも使用された「きさらぎ」という月名。語源には諸説があり定まっておらず、「鬼」という当て字もあったりと、何だかちょっとミステリアスで不穏な雰囲気もあります。と言っても、旧暦(太陽太陰暦)の二月は現在の暦では、二月の下旬から四月の中旬ごろのかなり春めいた「仲春」の時期で、春分は必ず旧暦二月の間に訪れます。

そして「伎佐良藝月(きさらぎづき)」とは、「久佐伎波里月(くさはりづき)」=「草張り月」が変化したもので、この時期、草や木の芽が芽ぐむことから来ている、としています。比較的無理のない自然な解釈です。さらに諸説の一つとして、春を迎えて陽気が次第につのり、「気、更に来る」から「気更来」=きさらぎとの説も紹介しています。はだかにはまだ衣更着(きさらぎ)のあらし哉 たとえば「キサゴ」という干潟で取れる小さな巻貝がありますが、その貝殻の階段状の形態や、貝殻のぎざぎざとした(ぎざぎざというオノマトペ自体が「きさ」と関係があります)模様から「きさご」「きさがい」という名がつきました。キサゴは、縄文人が採取常食してきた貝です。「きさ」とは「牙、差す」であり、牙や爪のようにとがった小さなものがいくつも飛び出てきている様子を表すのです。草や木の葉の芽、花の芽が萌え出る様を「きざす」というのはこのためです。旧暦の如月が木の芽時であり、その月名を古い和語に求めるならば、「葉や花の芽が萌す月」がきさらぎの語源とするのがもっとも可能性が高いでしょう。さて、木の葉が払われて見晴らしのいい二月は、野鳥観察には最適な季節です。ガンカモ類が多くてにぎやかな水辺も楽しいのですが、林や枯野、休耕中の水田などもなかなかにぎやかなものです。スズメの仲間でありながら小型の猛禽として知られるモズも、平地や暖地ではもとからの留鳥に加えて、寒冷地や高地から国内渡りをしてくる個体もあり、その姿を見かける頻度が高くなります。

 

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