気温8度の寒さに加えて激しく雨が降る悪天候の中、昨年3月のWBCで侍ジャパンの同僚だった今永と日米通じて初対決。初回1死で迎えた注目の第1打席はフルカウントから3球連続ファウルと粘るも、最後は内角高め真っすぐに空振り三振。3回2死で迎えた第2打席は三邪飛に倒れた。のグラブをすり抜けて右中間フェンスまで達すると、ぬかるむグラウンドに細心の注意を払いながら三塁まで到達した。これが ドジャース 移籍後初の 三塁打 となった。しかし、続くフレディ・フリーマンが三ゴロに倒れて得点はならなかった。
0-8で迎えた8回2死一塁の第4打席でも大谷が快音を響かせた。毎打席送られる大きなブーイングは一流打者の証。敵地ファンの洗礼もお構いなしとばかりにカブスの4番手右腕ダニエル・パレンシアに対し、カウント2-1から97マイル(156.1キロ)の内角直球を強振。うまく腕をたたんではじき返した打球は、中堅手の頭を越える大飛球。一塁走者のムーキー・ベッツが一気に生還し、チームにこの試合初得点をもたらした。打点は2試合ぶり、4試合連続マルチ安打は昨年6月11日のマリナーズ戦以来となった。 大谷はメジャー7年目で自己ワーストの開幕から8試合、40打席ノーアーチと苦戦していたが、3日のジャイアンツ戦の第4打席でドジャース移籍後初本塁打とするソロ本塁打をマーク。本拠初アーチで5万超の満員のファンを沸かせた。移動日を挟んで迎えた5日のカブス戦でも2戦連発となる2号2ランを放つなど2安打2打点の活躍。2試合連続マルチ安打、そして今季初の複数打点をマーク。6日のカブス戦では3戦連発とはならなかったが、4打数2安打1四球と3度出塁して今季最長とする3試合連続マルチ安打をマークし、先発した山本由伸投手のメジャー初勝利に貢献した。
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