アングル:稼ぎより自分の時間優先、将来悲観する中国の「寝そべり族」

  • 📰 ReutersJapan
  • ⏱ Reading Time:
  • 26 sec. here
  • 2 min. at publisher
  • 📊 Quality Score:
  • News: 14%
  • Publisher: 51%

日本 見出し ニュース

日本 最新ニュース,日本 見出し

中国では経済の停滞に伴い、若者は就職や労働を通じた将来の見通しがききにくくなっている。そうした中で、チュー・イさん(23)が選んだ道は「寝そべり族」。自分が楽しめる時間を過ごすのに必要なだけの稼ぎを得るため、最低限しか働かない人々のことだ。

中国では経済の停滞に伴い、若者は就職や労働を通じた将来の見通しがききにくくなっている。そうした中で、チュー・イさん(23、写真)が選んだ道は「寝そべり族」だった。2月5日、チューさんの上海の自宅で撮影(2024年 ロイター/Nicoco Chan)

[上海 15日 ロイター] - 寝そべり族はチューさんだけではない。どれだけの若者が従来のような会社勤めを放棄したのか、統計はないものの、マクロ経済がなお新型コロナウイルスのパンデミック前の成長軌道に戻れず、大学新卒者の間からは収入を得るために就職口で妥協を強いられたとの声が聞かれる中で、昨年6月時点でも若者の失業率は21.3%と過去最悪に達していた。中国でチューさんのように1995年から2010年に生まれた約2億8000万人の「Z世代」は、あらゆる年齢層で最も悲観的だ。 この半世紀近くで成長率が最低圏に落ち込んだ今、習近平体制にとってはZ世代の不安をいかに和らげるかが重要な政策課題になっている。1月には人力資源・社会保障省が、今年は特に若者の雇用を増やす取り組みの強化が必要だと訴えた。チョウ氏は、中国では経済が減速し、労働市場は逼迫(ひっぱく)したままだと指摘。「社会格差が固定化され、政治的な統制強化が進み、経済の先行き期待が持てない今の中国は若者らにとって非常に生きづらくなっている」との見方を示した。実際チューさんは、以前よりずっと幸せを感じており、自らの選択には「価値がある」と信じている。

 

コメントありがとうございます。コメントは審査後に公開されます。
このニュースをすぐに読めるように要約しました。ニュースに興味がある場合は、ここで全文を読むことができます。 続きを読む:

 /  🏆 90. in JP

日本 最新ニュース, 日本 見出し

Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。

アングル:円34年ぶり安値が再び視野、介入ライン152円前後と市場想定ドルが150円台へ上昇し、34年ぶり高値が再び視野に入ったことで、外為市場では、政府・日銀の円買い介入に対する警戒感が一気に高まってきた。通貨当局は介入に当たって「特定の水準は意識していない」としているが、当局の防衛ラインは、2022年10月に巨額介入を実施した152円前後になるのではないか、との声が多く聞かれる。
ソース: 🇯🇵 - 🏆 65. / 59 続きを読む »

アングル:ロシアの新宇宙兵器、高出力で衛星の電子装置を無効化か米情報機関はロシアが新たな宇宙兵器の開発を進めていると見ているが、専門家の見立てによるとこの兵器は人工衛星を爆破する核弾頭ではなく、核エネルギーを利用して人工衛星に組み込まれた電子装置を無効化するタイプである可能性が高い。
ソース: 🇯🇵 - 🏆 65. / 59 続きを読む »

アングル:米無人タクシー放火事件に見る、現行の自動運転技術の限界米サンフランシスコ市で長年営業しているタクシー運転手なら、春節(旧正月)初日に中華街のど真ん中には車を乗り入れなかったかもしれない。
ソース: ReutersJpTech - 🏆 61. / 59 続きを読む »

アングル:欧州の出生率低下続く、止まらない理由と手探りの現実フランスのマクロン大統領にとって、国家の活力を維持するにはより多くの子どもが生まれることが重要だ。イタリアのメローニ首相も、もっと多くの女性に出産を奨励することを政権の最優先課題に挙げている。
ソース: ReutersJapan - 🏆 90. / 51 続きを読む »

アングル:日経平均、意外高の裏に海外勢の「サプライズ」も 日銀巡り年初からの上昇相場が再び勢いづき、日経平均は34年ぶりに一時3万7000円の大台に乗せた。原動力になったのは海外勢の買いだ。連続利上げに慎重な姿勢を示した日銀からの情報発信を「サプライズ」と材料視して先物中心に買いを膨らませた。
ソース: 🇯🇵 - 🏆 65. / 59 続きを読む »

アングル:米、エルサルバドル政権と関係修復 中国と移民問題見据えエルサルバドル大統領選で圧勝した現職のブケレ大統領は数年前、独裁的な姿勢を批判する米国とおおっぴらに対立していた。しかし米国は今、エルサルバドルとの関係修復に動いている。背景には、ブケレ氏のギャング弾圧が米国への移民流入抑制につながったことや、中南米における中国の影響力拡大を阻止したい狙いがある。
ソース: ReutersJapan - 🏆 90. / 51 続きを読む »