後から利用する誰かのためにサービスの代金を先払いする「お互いさま チケット 」が、福島県内の店舗で広がっている。福島市大波の古民家 カフェ 「imoca」でも10日、 チケット の販売が始まった。物価高騰で困窮者が増える中、見知らぬ者同士で気軽に助け合える仕組みが注目を集めている。(山口優夢) チケット は1枚400円で、 カフェ の利用客が購入しほかの誰かの分を「先払い」する。先払いされた分の チケット は同NPOを通じて、6世帯に配られる。古民家 カフェ か、事業で連携している市内の弁当店「みどりや」に チケット を持って行くと、金額分の弁当や食事などのサービスを受けられる。
NPOの代表を務める永井康統さん(63)は、もともと東京電力の社員だったが、原発事故後、除染の仕事を通じて住民と交流を重ねる中で、2015年に神奈川から移住。退職後も地区の支援を続けようとそのまま居着いた。 支援先の6世帯とはLINEで連絡しているものの、「会わない方が相手は気が楽だろう」と考えて、あえて会っていない。LINEでは「お金がないことは誰にも言えなかった」など苦境を明かし、感謝するメッセージが寄せられる。永井さんは「子どもの成長で食費がかかることに不安を感じると思うので、チケットを活用してもらいたい」と話していた。 お互いさまチケットは、同市のNPO「チームふくしま」が仕組みを広める活動をしており、飲食店を中心に県内43か所まで増えたという。昨年7月に導入した福島市大森の美容室「ぴいす」店主の沖田洋子さん(57)は「普段は自宅で子どもの髪をカットしている女性が、チケットを使って久々に美容室に連れてくることができたと喜んでいた」と振り返る。
先払いされたチケットは店頭に置かれ別の客が利用する仕組みで、店によっては使う人が少ないケースもあるという。今回の古民家カフェではチケットは困窮世帯に配るため、高い利用率が見込まれるという。同NPOの半田真仁理事長は「様々な仕組みが定着して選択肢が増えれば良い」と期待を込めていた。
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