る広島の堅守を崩せず無得点。初陣を落としたノルウェー人指揮官は「９０分を通して相手の方が安定していた」と脱帽した。
０―１のハーフタイム。「もっと後ろからつなごう」というヘグモ監督の指示は裏目に出た。広島のマンツーマンのハイプレスをまともに受ける。特に狙われたのは、ビルドアップを助けようと中盤から下がったＭＦ小泉佳穂だ。後半８分、自陣ゴール前左でパスを遮断され、小泉が相手を倒してＰＫ献上。「プレーの選択、判断がさすがにリスクがあった」と嘆いた。このＰＫは失敗に終わったが、直後に左クロスから失点した。 右ウィングは主軸ＭＦソルバッケンがコンディション不良で欠場。右でのドリブル突破が得意の前田直輝が候補とみられたが、指揮官は松尾を先発に選んだ。松尾の主戦場は左サイド。実際、前半２５分にＭＦ関根貴大と入れ替わった左でキレキレのドリブルからクロスで決定機を作った。
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