ヤクルト対DeNA...
覇王色さえ漂わせていた。3−3の8回先頭。2ストライクと追い込まれてからの3球目。「対戦の成績からして、高めのストレートで抑えられているというのがあったので、球も下から伸びてきますし、そこを意識しながら入りました」と、九州学院(熊本)の先輩・伊勢の真ん中高め速球をつぶした。「久しぶりに打てて、すごくいい球場で打ててうれしいです」。前日18日の中日戦に続く2戦連発弾は、ファンが歓喜する神宮で24年1発目。燕党が待ち受ける右中間スタンド中段へぶち込んだ。今季は、その時代に行っていた試合前ルーティンに戻した。杉村打撃コーチとの、2年ぶりの約10種類のティー打撃。<1>片手で右<2>片手で左<3>両手<4>足上げずに<5>真横<6>遠めの真横から速いトス<7>近くの距離から低め<8>斜め前から高め<9>前に進みながら5連続ティー<10>バットを振り下ろし、素振り後のティー。この日はロングティーも行うなど、王となり、神となった今もあぐらをかくことはない。村上...
破壊、そして再生、その先に創造がある。2年ぶりの理由も「今はこういうティー打撃をした方がいいのかなと思ってますけど」と時代に合ったモノを探している。ゴールは見えている。それは2度目の3冠王。その道を探す旅の途中。王であり神が、まだ知らぬ、新天地へ足を踏み入れる。【栗田尚樹】】 ▽ヤクルト高津監督(村上について)「昨日の1発もそうですけれども、昨日は先制で、今日はもう決勝のホームランと、本当になんて言うかな。4番の働きというか、こちらが期待してる通りの答えを出してくれましたね」○…オスナが2戦連発の4号ソロを放った。1点を追う6回先頭。DeNA東の甘く入った直球を左翼スタンドへ豪快に放り込んだ。前夜は中日相手に、3号満塁弾。移動ナイターも疲れ知らずで「毎日全員で戦っている。野球っていうのはそういうスポーツなので。今は全員本当に調子を上げてきてるって思いますし、上がり目がある」と頼もしかった。
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