《中国の大監督、陳凱歌(チェンカイコー)の新作『無極』(年末公開予定)のハードな中国ロケも終わりに近い八月後半、北京市のホテルに現れた日焼けした顔は精悍(せいかん)さがましていた。ハリウッド映画『ラスト・サムライ』出演に続く中国映画への挑戦。言葉・文化の壁を承知で世界へ切り込み日本の俳優魂をみせつける》『ラスト・サムライ』の撮影の仕上げでロサンゼルスにいたときオファーがありました。でも、中国映画はまったく初めてですから、脚本が面白そうだというだけで引き受けるのはリスクが大きい。で、北京にいって直接、陳監督に会って…。最初は(主人公の)奴隷役を日本人で探していたらしいのですが、「将軍は君しかいない」とくどかれました。それで確信が見え、この人となら一緒に仕事ができるのではないか、と。三回目に会ったとき、じゃあやりましょう、となったのです。──奴隷役は韓国スターの張東健(チャン・ドンゴン)。公爵役が香港の謝霆鋒(ニコラス・ツェー)。日中韓豪華キャストですね。言葉は?中国語の基礎があるわけじゃないから、毎日、受験生みたいな気分でした。中国語のセリフを丸暗記です。でも覚えて次の日、いきなりセリフ
将軍役は映画のテーマになっている赤い甲冑(かつちゅう)をつけるのですが、それが重くて暑くて。かぶとは鉄でできていて、直射日光でホットプレートみたい。それで朝から晩まで立ち回り。衣装は何度も変えますが全部塩ふいてましたね。食事は毎日、中華。おいしいとかまずいとか言っている余裕なくて。食べないと体がもたない。陳監督は中国では特別な人。軍隊が八百人くらい毎日エキストラで動員されるんです。日本ではこんなことできるのって故黒澤明監督ぐらい? 監督が面白がって現場で子供のように何かを生み出そうとしているアーチスティックな部分と政治的な部分と両極を持ち合わせていて。あと、日本人にとって中国は欧米以上に解釈が難しい。顔つきも近いし、もっと簡単だと思ってたんですけど。さなだ・ひろゆき...
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