準決勝でイラクを破った日本は、8大会連続のオリンピック出場が決定した。決勝で対戦するのは、ここまで5試合14得点無失点の全勝で勝ち上がってきたウズベキスタン。2年前のU23アジア杯準決勝で0-2で敗れた相手との雪辱戦になった。優勝すれば日本は4大会ぶり2度目。初の五輪出場を決めたウズベキスタンは3大会ぶり2度目のタイトルを目指す。 日本は準決勝イラク戦から先発3人を変更。MF山本理仁、MF佐藤恵允、FW藤尾翔太が起用された。4-3-3の布陣を敷き、GKは小久保玲央ブライアン、4バックは左からDF大畑歩夢、DF木村誠二、DF高井幸大、DF関根大輝。アンカーはMF藤田譲瑠チマ、インサイドハーフは左が松木玖生、右が山本。前線3人は左から佐藤、FW細谷真大、藤尾が並んだ。 ウズベキスタンは、パリ五輪出場が決まる準決勝までの帯同となっていた海外組3人がチームを離脱。DFアブドゥコビル・クサノフ、MFホジマト・エルキノフ、MFアボスベク・ファイズラエフが抜け、準決勝インドネシア戦から先発を7人変更した。...
ペースを握りたい日本だが、一瞬の隙を突かれ、ウズベキスタンのカウンターで自陣に迫られる場面が連発。冷静さを保ち、確実に跳ね返していった。 流れを変えるべく、日本は後半17分に2枚替え。松木と藤尾を下げ、MF平河悠とFW荒木遼太郎を入れた。平河が右ウイング、荒木が左インサイドハーフに立った。 しかし日本に流れは傾かず、ウズベキスタンが攻勢を強める。セットプレーからジャロリディノフがミドルを連発。日本は体を張ったブロックで危機を乗り切る。直後のカウンターでは山本と細谷を起点に右サイドから平河が突破。カットインから左足シュートを打つも、ブロックに遭った。 日本はさらに2枚替え。後半26分、山本と佐藤を下げて、MF川崎颯太と山田楓を投入する。平河が左ウイングに移動し、山田楓が右ウイングへ。川崎は左インサイドハーフ、荒木が右インサイドハーフとなった。 後半29分、日本がチャンスを作る。中盤で藤田がボールを収め、荒木につなぐ。パスを受けた川崎が左サイドに展開。平河とのワンツーから川崎が左サイドの深い位置からクロスを上げる。ファーサイドの山田楓がヘディングで合わせるが、ゴール上に外れていった。...
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