Starlinkのすべてのアンテナは、GPS信号の取得にSTの自動車向けレシーバー「Teseo」シリーズを使用しています。これはGPS/Galileo/GLONASS/BeiDou/QZSSといった複数の位置情報データを取得できる受信機で、クトコフ氏いわく「信頼性が高く、機能満載」。しかし同時に妨害電波の影響を受けやすくもあります。REV1ではフラッシュメモリとSoCの「STA8090」が使用されていましたが、その後はフラッシュメモリが取り除かれ、チップはより安価な「STA8089」に切り替えられています。
アンテナ内部の構造も違い、丸型のREV1とREV2はスペースに余裕があって4分の1波長のパッチアンテナが採用されていますが、REV3ではコンパクトなセラミックチップアンテナに変わっています。この差により、一部の悪条件下ではREV1とREV2の方がGPS信号をより捉えやすくなっています。 REV3のチップアンテナはローゲインの無指向性アンテナです。一般的にローゲインはハイゲインより通信強度が弱い分、指向性の広さに優れていますが、Starlinkに搭載されたローゲインアンテナは上空の衛星からの電波や近くにある電波をすべて捉えようとしてしまうため、測位に失敗して「ブート」状態に入ってしまうことがあります。最悪の場合、永遠にブート状態のままになるか、チップを破損させる可能性があるとのこと。Starlinkアンテナにはパッシブアンテナとアクティブアンテナの両方を取り付けることが可能。円偏波指向性アンテナだと、GNSS信号の円偏波を捉えやすく、妨害信号からの保護と、より速い測位ができるのこと。
外部アンテナケーブルはチップアンテナの代わりにスターリンクPCBに直接接続することもできます。まずチップアンテナを取り外し、次にPCBに同軸ケーブルを直接はんだ付け。ケーブルのシールドをGroundピンに付けると便利だそうです。
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