現行の原油増産ペースを維持するのは、増産を訴えてきた米国など消費国との摩擦を避けるのが得策と踏んだためだ。11月に米国が日本や中国、インド、韓国、英国と国家備蓄の一部放出に動いたのを受け、産油国側には増産の見直し論も浮上していた。
バイデン米政権が主導した備蓄放出の発表直後に増産停止を打ち出せば、消費国との対決色が強まるとの判断が働いたもようだ。10月に原油相場が7年ぶり高値まで上昇するなかでも、OPECプラスは米国などが求めた追加増産を重ねて拒んできた経緯がある。 サキ米大統領報道官は11月30日に「我が国は需要に見合った供給を期待していると伝え続けている」と改めてけん制していた。ナイジェリアなど一部のOPEC加盟国で生産能力が低下し、現行の増産でさえ計画に届かない事情もあった。OPECはかねて、22年には原油の供給が需要を上回るとみていた。世界の需要は例年、ガソリン消費や暖房機器の燃料向けが増える12月にかけて拡大する一方、1月は減りやすい。ロイター通信によるとOPECは内部分析で1月の供給過剰が日量200万バレル、2月は340万バレル、3月は380万バレルに膨らむと予測する。オミクロン型の影響でアフリカや欧州を中心に航空燃料の需要がしぼむとみる。
ニューヨーク市場のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)原油先物は増産継続の情報を受けて急落した。10月の高値と比べて2割以上安く、歳入を石油輸出に頼る産油国にとっては苦渋の決断だったともいえる。市場では22年1月のOPECプラス協議で増産見送りなどの措置を打ち出すとの見方が多い。
ありがとう
原油価格変動は、別に再エネのせいじゃないやん。
このままだと報復でワクチン供給制限を喰らうからじゃね
米、増産維持の産油国と「休戦」 オミクロン型が打ち水
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OPECプラス、原油増産ペースを維持へ 1月も(写真=ロイター)【カイロ=久門武史】石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟の主要産油国でつくる「OPECプラス」は2日、現行の原油増産を2022年1月も続けると決めた。ロイター通信が伝えた。毎月日量40万バレルずつ増産する従来の方針を維持する。ニューヨーク市場の原油先物は同日、需給の緩みを警戒した売りで一時、前日比5%下落した。新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」による需要減を警戒し増産を停止する 結局、世界の需給バランスのギャップを過剰に膨らます先物取引マネーが流入しているから、末端の消費者への価格負担が大きくなる。この世界でだぶついている投資マネーは銭儲けの臭いを金融から物資先物で徘徊して投機マネーに変身するからたちが悪い。また輪をかけてパニック事象の情報操作して先物
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