【NQNニューヨーク=戸部実華】16日の米株式市場でダウ工業株30種平均はもみ合い。15時現在は前日比31ドル12セント高の3万3624ドル04セントで推移している。小売り大手の低調な業績見通しを受け、消費減速の懸念が相場の重荷となっている。半面、ディフェンシブ株が買われ、ダウ平均を支えている。
ダウ平均の構成銘柄ではないが、ディスカウントストア大手のターゲットが2022年8~10月期決算に併せて22年11月~23年1月期の業績見通しの下方修正を発表した。「書き入れ時である年末商戦期の消費に対する懸念を誘った」(Bライリーのアート・ホーガン氏)。ダウ平均の構成銘柄では映画・娯楽のウォルト・ディズニーやスポーツ用品のナイキなど消費関連株に売りが波及した。 ハイテク株の下げも目立つ。米連邦準備理事会(FRB)の利上げペースが鈍化するとの期待が買いを支えてきた。景気懸念を背景に16日は利益確定売りに押され、顧客情報管理のセールスフォースやスマートフォンのアップルが安い。ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は反落している。
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