米政府高官は「エネルギー需要はコロナ前の水準にほぼ戻っているが、供給は戻っていない」と指摘。バイデン氏が言及する狙いを「エネルギー需給の不均衡を改善させ、米国を含む世界全体の持続可能な経済回復を確かなものにすべきだ」と説明する。
G20サミットを対面で開くのは2019年の大阪サミット以来2年ぶり。バイデン氏のほかマクロン仏大統領、インドのモディ首相らが顔を合わせる。中国とロシアの首脳は現地入りを見送った。衆院選と重なる岸田文雄首相はオンラインで出席し、自由貿易やデータ流通の重要性を訴える。31日に首脳宣言を採択し、閉幕する。 初日の討議では新型コロナ対策も議論する。欧米では3回目のワクチン接種が進む一方で、アフリカではまだ2回接種した人が人口の5%あまりにとどまるなど差が大きい。ワクチンの平等な供給を加速する具体策に踏み込めるかが課題になる。
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