NHK大河ドラマ「光る君へ」の第17回「うつろい」のワンシーン。疫病患者を救うため思案する藤原道長(柄本佑)に尽くす源倫子(黒木華)大石静氏が脚本を手がけるオリジナル作品。大河ドラマではきわめて珍しい平安時代の貴族社会を舞台に、1000年の時を超えるベストセラー「源氏物語」の作者・紫式部/まひろの生涯に迫る。21日に放送された第16回「華の影」では、都にまん延する疫病をめぐって、まひろ(吉高由里子)と道長(柄本佑)との運命の交錯が描かれた。
「枕草子」に記されている、定子(高畑充希)と清少納言(ファーストサマーウイカ)による、超有名シーン「香炉峰の雪は簾(すだれ)をかかげて見る」も満を持して実写化。かつて「枕草子」で読んだ時には、女房たちが居並ぶなかで清少納言が才気を示した描写のように思えたが、一条天皇(塩野瑛久)をはじめ、殿御がわんさか顔をそろえている場面に融合させるとは。実写化ならではの面白さがある。 まひろは、字を教えていた少女・たね(竹澤咲子)の頼みで疫病患者が収容されている悲田院に急ぐが、目の当たりにしたのは疫病で次々に命を落としていく民の姿。たねの両親も、たねもあっけなく死んだ。第9回で散楽の直秀らが放免にあっけなく殺されたときも感じたが、この「あっけなさ」こそがとてつもなく空虚で、そして悲しい。石山帰りのさわが嘆いた「どうでもいい子」という呪いのような言葉が、形を変えてここに効いてくる。
まひろの父・為時(岸谷五朗)は病に倒れた愛人を献身的に看病し、最期をみとった経験があるだけに、2人のただならぬ関係には気づいたはずだ。そしてもうひとり「殿のお心には別の誰かがいる」ことに気づいた倫子(黒木華)。久々登場の猫・小麻呂を抱っこしながら不敵な笑みを浮かべる。どことなく「源氏物語」っぽい展開が始まる予感がして怖さ半分、ウキウキ半分というところだ。
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