7日に放送された第14回「星落ちてなお」では、ここまで藤原家の権謀の要を担ってきた兼家(段田安則)が出家を決意し後継に長男・道隆(井浦新)を指名。激しく取り乱す次男・道兼(玉置玲央)をよそに、兼家は「道隆は何も知らずともよい。お前はまっさらな道を行け。道兼はこれからも我が家の汚れ仕事を担って兄を支えて参れ」と、道長(柄本佑)も含めた三兄弟にクールに告げる。
人生の終焉(しゅうえん)に差し掛かっている兼家は「蜻蛉日記」の作者・藤原道綱母こと寧子(財前直見)と最後に心を通わせたのち、星月夜、此岸から彼岸に行くように歩みを進める。生き生きと呪詛(じゅそ)をキメる明子(瀧内公美)、赤く光を放つ月。橋のたもとで事切れる兼家の引きのカット、そして道長の慟哭。この一連の流れがすさまじすぎて圧倒された。体温を失って、なきがらになっていく物理的な重みまで感じさせる段田兼家の演技。「すごいものを見た…」と心震えた。 「枕草子」で女性のキャリアについて清少納言が記した「生ひ先なく、まめやかに、えせざいはひなど見てゐたらむ人は、いぶせくあなづらはしく思ひやられて」が三次元に具現化されたようなききょうの所信表明。その志を持って宮中に上がったききょうが今後仕えることになる定子(高畑充希)との相乗効果が楽しみだ。
第15回では、さらに拍車がかかった道隆の独裁が描かれていく。麗しく成長した一条天皇(塩野瑛久)も初見参。このあたりの史実を知りながら見ると、道隆や伊周の一挙手一投足に伏線がめちゃくちゃ張られていることが分かって興味深い。
日本 最新ニュース, 日本 見出し
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。
ソース: goonewsedit - 🏆 40. / 63 続きを読む »
ソース: SportsHochi - 🏆 53. / 63 続きを読む »
ソース: goonewsedit - 🏆 40. / 63 続きを読む »
ソース: nikkansports - 🏆 18. / 63 続きを読む »
ソース: SportsHochi - 🏆 53. / 63 続きを読む »
ソース: ExciteJapan - 🏆 125. / 51 続きを読む »