ロンドン(CNN) ウクライナ向けの兵器弾薬の確保に年間で最大30億米ドル(約4530億円)費やすことも盛り込んでいる。 提案はEUの行政機関、欧州委員会によるもので、承認を受け、今後はウクライナへのこの方式での援助を進める手順を詰める段階に進む。オーストリア、アイルランドやマルタなどウクライナ情勢をめぐって軍事的に中立な立場を維持する加盟国の間の懸念に配慮した措置ともなっている。 欧州委のフォンデアライエン委員長は記者団に、ロシアの凍結資産から生じる利益を兵器調達の資金として使うことへのEU指導者たちの「強い支持」を称賛。「資金は今年7月1日までに捻出が始まるだろう」とも予測した。 EUは昨年末、ロシアの凍結資産に伴う利子などをウクライナの復興資金に充てる計画を立案し、先月に原則合意していた。また、EU高官は、利子などを平和の構築目的に拠出される基金「欧州平和ファシリティー」(EPF)の資金として組み込むことを求める声が欧州諸国の大多数にあり、その数は増えているとも記者団に明かしていた。...
EUが今回承認した欧州委の提案は、先月に基本合意に持ち込んだ計画と比べ、ウクライナへの総合的な復興支援と言うよりウクライナ軍への直接援助も組み入れている点で踏み込んだ内容ともなっている。 それだけに軍事的に中立な立場を保つアイルランドやオーストリアなどにとってはそのままのめない提案となっている。オーストリアのネハンマー首相は首脳会議前に記者団に、ロシアの凍結資産から生まれる利益の使途への同国の承認に当たっては「兵器弾薬の調達に差し向けられないような保証が必要」との見解を表明。 首脳会談の終了後には、利益の使い方は今やEU当局者次第としながらも、中立的な国家の立場を尊重する配慮を求めもとした。 ウクライナへの軍事支援の強化についてはここ数カ月間、EU加盟国への圧力が高まってもいる。軍事援助の要でもある米国で議会の党派対立が続いて新たな支援が打ち出せず、ウクライナではロシアの優位な戦況が伝えられる情勢が生じている。...
日本 最新ニュース, 日本 見出し
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。
ソース: topitmedia - 🏆 93. / 51 続きを読む »
ソース: ReutersJpTech - 🏆 61. / 59 続きを読む »
ソース: ReutersJpTech - 🏆 61. / 59 続きを読む »
ソース: gigazine - 🏆 80. / 51 続きを読む »
ソース: wired_jp - 🏆 73. / 53 続きを読む »
ソース: BloombergJapan - 🏆 4. / 68 続きを読む »