小林製薬が製造・販売した「紅麹(べにこうじ)」成分のサプリメントでの健康被害問題を受け、機能性表示食品制度のあり方について議論している消費者庁の専門家検討会が、サプリ工場に対し製造・品質管理に関する指針「GMP(適正製造規範)」の認証取得を義務付ける方向で意見集約することが16日、分かった。医薬品に準じた製造・品質管理を目指す。同庁は検討会の意見を踏まえ、制度見直しについて5月末までに方向性をまとめる。GMP取得は医薬品では義務付けられているが、サプリについては政府の機能性表示食品のガイドラインで「GMPに基づく製造工程管理が強く望まれる」とされ、推奨レベルにとどまっていた。摂取後の健康被害が確認されている小林製薬のサプリ「紅麹コレステヘルプ」の原料を製造していた大阪工場(大阪市、昨年12月閉鎖)でもGMPを取得していなかった。
検討会の委員からは、小林製薬の製造・品質管理について、「工程管理での機能が不十分だった」などの見方が相次いでいた。検討会がヒアリングした関係団体からも「(サプリ工場に対して)法令に基づくGMPを段階的に導入すべきだ」などの提案があった。取材に応じた委員の一人は「GMPのルール付けを厳格化すべきだという方向付けができそうだ」と話した。 一方、原料を海外から輸入して国内でサプリに加工する事例が多く、原料製造に対する規制の実効性には課題がある。別の委員は「GMP取得は最終製品の工場に義務化し、原料受け入れの際に安全性のチェックを厳重にする必要がある」と指摘した。
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