今年の夏開かれた国際教育音楽祭「パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)札幌2022」。その名物「ピクニックコンサート」(7月30日、札幌芸術の森野外ステージ)のゲスト奏者は、世界的ジャズピアニストの小曽根真(おぞね・まこと)さん(2008年以来2度目の出演)が務め、クラシックとジャズを共存させた“小曽根ミュージック”が聴衆を魅了しました。「自分が出した音に納得できるか。ただそれだけ。でもそのジャッジが一番厳しい」。こう語る小曽根さんにPMFの印象や作品への思いを聞き、音楽との向き合い方に迫りました。(文化部・長道香)1961年神戸市生まれ。ジャズピアニスト。83年、米バークリー音楽大ジャズ作・編曲科を首席で卒業し、同年、米CBSと日本人初の専属契約を結び、「OZONE」で全世界デビュー。以来、ソロ・ライブをはじめ、ゲイリー・バートン、チック・コリアら世界のトッププレーヤーと共演し、ジャズの最前線で活躍する。2003年グラミー賞ノミネート。近年は、14年に米ニューヨーク・フィルのソリストに抜てきされるなどクラシックにも本格的に取り組み、国内外の主要オーケストラとバーンスタイ
32回目となる今年のPMFは、7月16日~8月2日に25公演が開催され、聴衆1万2052人が来場し、大盛況で幕を閉じました。PMFは、ミュージカル「ウエスト・サイド物語」(1957年初演)の音楽をつくったことなどで知られる世界的音楽家レナード・バーンスタインが1990年、札幌で創設しました。PMFの各公演のうち札幌芸術の森野外ステージで開かれるコンサートは、世界各国の若手奏者をオーディションで選抜した「PMFオーケストラ」とゲスト奏者が共演する「ピクニックコンサート」として音楽祭を代表するイベントとなりました。 小曽根さんは「ピクニックコンサート」のほか、PMF公演を締めくくる「GALAコンサート」(7月31日、札幌コンサートホール・キタラ)、「PMFオーケストラ東京公演」(8月2日、東京・サントリーホール)にも登場しました。
札幌での2公演には、小曽根さんがプロデュースするジャズバンド「From OZONE Till DAWN」の石川紅奈さん(ベース)、松井秀太郎さん(トランペット)、鈴木瑶子さん(ピアノ)が演奏会冒頭を飾る予定でしたが、鈴木さんが体調不良となり、代打で小曽根さんがステージに上がりジャズセッションを披露しました。このサプライズに、客席からは大きな拍手が沸き上がりました。 小曽根さんは「ピクニックコンサート」「GALAコンサート」ともに演奏会後半で、2022年のPMF首席指揮者ラハフ・シャニさんが率いる「PMFオーケストラ」と共演。シャニさんは、2020年に世界的名指揮者ズービン・メータさんが50年間務めたイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を31歳の若さで引き継ぎ、世界的に注目を集める若手指揮者です。小曽根さんはドイツで共演経験があり、お互いを信頼し合いながら躍動感に満ちたプロコフィエフのピアノ協奏曲第3番を演奏し、会場を盛り上げました。
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