高校野球:「あの打席が回ってくること自体が奇跡」10回サヨナラ、愛工大名電「勝ち登る」

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全国高校野球選手権大会は12日、2回戦4試合が行われた。愛工大名電(愛知)は4点差を追いつき、延長戦の末、八戸学院光星(青森)にサヨナラ勝ちを収め、今春の選抜準優勝の近江(滋賀)も鶴岡東(山形)を逆転で退けて4強の昨夏

愛工大名電は十回、有馬の三塁打からつくった好機で美濃がサヨナラ打。救援陣の踏ん張りもあり、最大4点差をひっくり返した。八戸学院光星は苦心の継投策も実らず、逆転負けした。6月にチームメートだった瀬戸 勝登(しょうと) さんが心不全で亡くなった。ナインらは瀬戸さんがよく口にした「(厳しい練習を)鬼のメンタルでやりきる」という言葉から「鬼メンタ」と書いた写真を持ち、ともに目指してきた甲子園を「勝ち登る」と誓った。特に仲が良かった美濃は7番打者ながら、1回戦の石川・星稜戦で4安打6打点と活躍した。しかし、この日は結果を求めるあまり、思ったように体が動いていなかった。

 

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