高校野球:守り抜いた海星…ピンチで2つのビッグプレー

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全国高校野球選手権大会は12日、2回戦4試合が行われた。愛工大名電(愛知)は4点差を追いつき、延長戦の末、八戸学院光星(青森)にサヨナラ勝ちを収め、今春の選抜準優勝の近江(滋賀)も鶴岡東(山形)を逆転で退けて4強の昨夏

海星は二回、河内の2点打で勝ち越すと、三回には平尾の犠飛でリードを広げた。向井が八回途中2失点と好投。天理は八回に藤森の適時内野安打で1点を返したが、相手の好守に反撃を阻まれた。2点差に迫られた八回二死満塁、天理・戸井の打球は二塁後方にフラリと上がった。海星・峯は「一度前に(スタートを)切ってしまったが、体の切れを(生み)出す練習の成果を出せた」。背走し、逆シングルの体勢のまま飛び込む。ボールをつかんだ。二つの場面とも二死だった。打球が抜けていれば、天理が追いついていただろう。海星・加藤監督は「気持ちが入ったプレー。感無量」と顔を上気させた。春夏通算80勝、夏通算50勝を目指した伝統校の天理に守り勝った。これは大いに自信になる。(平島さおり)2点差の敗戦。天理の主将・戸井は悔しさをぐっとこらえた。「いくらいい当たりでもアウトはアウト。相手が一枚上でした」。二、八回に得点圏に走者を置いて放った安打性の当たりがいずれも相手の超美技に阻まれた。「相手のポジショニングとか守備範囲の広さとか、うまかったと思う」。それでも、しばらくすると涙がこぼれた。「3年間苦しい時もあったが、仲間がいたからこそ

 

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