まず気になるのは、2035年の「EV販売比率80%」という数字だ。2030年の40~45%からたったの5年、モデルライフで言えばわずか1世代で、販売比率が2倍に増えるものなのか。「エンジン車とEVが同じ価格帯になれば、誰もがEVを買う」という前提ではそれほどの成長は難しく、「エンジン車よりもEVのほうが便利で、しかも安い」というところまでいく必要があるだろう。それを5年で実現するのは、相当に難しいのではないか。また急速なEVの普及には、それを支える膨大な電力の確保という課題もある。これは自動車メーカーだけで解決できるものではない。そういう意味でも、2035年のEV/FCV販売比率80%というのは、どうにも“危うい”と思えてしまうのだ。
次に気になるのが、ソフトウエア・コネクテッド領域の勝算だ。今後、クルマのコネクテッド化が進めば、当然そこに載せるソフトウエア、つまりサービスが重要となる。しかし現時点では、どこの自動車メーカーも「重要だ、重要だ」と言うばかりで、肝心かなめのサービスの提案がない。便利でワクワクする、誰もが欲しがるサービスがあってこそのクルマのコネクテッド化だが、この分野はホンダに限らず、どこの自動車メーカーも苦手なのではないか。将来性の大きい領域だけに、新規に参入してくるIT企業に負けてしまうのではという不安がぬぐえない。最後の不安は、今回の発表で明らかにされた“スペシャリティー”と“フラッグシップ”という、2つのキャラクターの電動スポーツモデルについてである。フラッグシップはどう見ても「NSX」の後継だろう。前後輪が緑に光っていることを見れば、電動4WDであることも予想できる。ただ、本当にNSXの後継なら一般人には手の届かない高嶺ならぬ高値の花になるのではないか。一方、ロングノーズの流麗なスペシャリティーのほうは、横に並ぶフラッグシップと比べてもシルエットが大きく見える。これほど立派な車格だと、こちら
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