年初から4月末までの下落率は、S&P500種指数が13%、ブルームバーグ米国総合債券指数(主に米国の国債、高格付け社債、住宅ローン担保証券で構成)は9.5%に達した。これは、ダウ・ジョーンズ・マーケット・データをさかのぼれる1976年以降で最も急ピッチの同時安だ。年間騰落率がいずれもマイナスだったのは1994年のみで、下落率は債券指数が2.9%、S&P500種は1.5%だった。
世界的な金融市場の動揺に苦しんでいる投資家は、大きなジレンマに直面している。株式の下落リスクをヘッジしながら高リターンを追求できると長年言われてきた「60/40ポートフォリオ」(6割を株式、4割を債券で運用)も、年初からの相場下落で苦境に立たされている。...
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