“湘南の風”はピタッと止まった。序盤から全力疾走し、チャンスは作っていたが、前半32分にパスミスから先制弾を浴びると、同36分にはCKから0―2。同38分にもゴールネットを揺らされた。わずか6分間で3失点。1万人近くの湘南サポーターが静まりかえった。
ショックは大きかった。今年初めて解禁されたホームでの対面取材。FW山田直輝は大量失点の原因を聞かれると「うーん」と繰り返し、ようやく絞り出した言葉は「プレーしていて本当に勝ちたいのかなと思った」。2失点目以降は気持ちが切れたかのようなプレーの連続で、「ふとしたワンプレーで決定機を作られた。個人の責任感が足りないのではないか」と自戒を込めながら厳しい言葉を並べた。 山口監督も動いていた。前々節・G大阪戦(4月17日)で今季初白星を挙げたものの、同23日のルヴァン杯・福岡戦で逆転負け。リーグ戦前節・札幌戦では完封負け。清水戦では大幅テコ入れし、日本代表GK谷晃生を外したことについて指揮官は「チーム状況が良くない中で刺激を与えたかった」とショック療法だったことを明かした。
それでも波に乗れず、リーグ戦2連敗。MF池田昌生は「メンタル的、気持ちの問題。下を向いてるようじゃダメ。今は『むかつく』という感情になっている」と話した。MF畑大雅も「入団してから最低レベルの試合だった」と戸惑いに似た言葉が並んだ。今季ホームで未勝利。DF大岩一貴主将はサポーターの声を直接聞き、「みんなの思いが伝わった。それでも信じてくれる、と言ってくれた。結果を出すしかない」と神妙な顔で話した。次節アウェーでの福岡戦(7日)まで中3日。チーム一丸となり、悪循環を抜け出し、勝ち点3を拾えるか。5月は始まったばかりなのに、勝負の時を迎えている。
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