6月9日に東京・渋谷区の古賀政男音楽博物館けやきホールで開催されるエターナルソング・コンテストの授賞作品お披露目コンサートでデビューする。 志穂美は70年代から80年代にかけ、日本初の本格アクション女優として一時代を築いた。アクションだけでなく、演技力も高く評価された。 第8回日本アカデミー賞(85年)では、映画「上海バンスキング」(深作欣二監督)などの演技で、優秀助演女優賞を獲得した。当時、主演映画の主題歌などを『歌手』として歌った経験を持つ。 一方で20歳過ぎから、東京・銀座のシャンソン喫茶「銀巴里」に出入りした。シャンソン歌手の金子由香利が大好きで、家で常にシャンソンを流し、「ろくでなし」や「サン・トワ・マミー」などを歌った。 87年に音楽家・長渕剛(67)と結婚し、芸能界を引退した。家庭を守り、育児などに専念した。その後、独創的に花を生ける花創作家として、精力的に活躍してきた。
関係者は「最近、シャンソンを再び歌い始めていました。自分の人生、経験を歌える年齢になったことが理由のようで、本気でプロのシャンソン歌手になろうと決意したようです。かつて誰もやっていなかったアクション女優で日本一を目指し、花創作家にも挑戦したように、いくつになっても新しいことに挑戦する開拓精神で、また『あっと言わせたい』と思っているようです」と話した。 エターナルソングは、音楽評論家で作詞家の湯川れい子(88)が提唱する歌。エターナルとは「永遠の、永久の」の意味。大人に寄り添い、永遠に歌い継がれる新しい歌のことだ。昨年から同ソングのコンテストの作品を公募していた。 湯川は「悦ちゃん(志穂美の愛称)がシャンソンを愛唱しているのは知っていました。『古い歌ばかりではなく、もっと新しい歌を歌って』と、授賞作品のお披露目コンサートへの出演をオファーしました」と明かした。 関係者は「『お母さん』と呼ぶ湯川さんから依頼を受け、志穂美悦子とまったく関係のない、新人として出演することを決めたようです」という。...
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