被災者とは誰なのか|サイカルジャーナル|NHK NEWS WEB

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ことしのベルリン国際映画祭で「偶然と想像」が審査員大賞を受賞した濱口竜介監督。 震災をテーマにした作品も手がけている濱口監督は、被災した人たちに「あなたは誰なのか」と問うことにこだわり続けてきました。

「被災者として被災体験を語られてしまうと、その人が誰なのか見えなくなるということがありました。震災というのは一体誰が被災するということなのかが、ちゃんとつかめなかった。私たちは被災者に、“あなたは誰なんですか”ということを、聞いていたんだと思います」震災前から親しくしていたさまざまな関係性の人たちが、震災当時の状況や、ふるさとへの思いを方言で語り合っている映像からは、その人柄や率直な感情が伝わってきます。

「親しい人たちに会話をしてもらって、その人たちがどういう人たちかというのを、だんだん教えてもらいました。それによって、震災というのは少なくともこの人にとっては、こういう体験だったと、少しだけ理解するということをひたすらやってきました」「沿岸部に行って被災者がいるかなと思うと、『自分なんて家もあるし、家が流されたあの人たちに比べたら』となる。じゃあ家が流された人たちのところに行って話を聞いてみると、『僕たちは体も無事だし、身内も無事だし、身内を亡くした人に比べれば』という。じゃあ身内を亡くした人に話を聞くと、『波にのまれたあの人はどれだけ苦しかっただろう、どういう気持ちだっただろう』と言う。そうなると、聞くべき人がいなくなってしまう。究極的には、聞けない。被災した人には究極的にはたどり着けない。どうやったら死者の声が聞けるんだろうということを考えていました」そう問われた人たちが、淡々と語る、みずからの被災体験と失った身近な人たちに寄せる思い。その思いに触れるうちに、あることに気づいたといいます。

「話を聞いているうちに、被災した人と自分は違わないんだなと思ったんです。たまたまこの人たちは被災をして、たまたま自分は被災しなかっただけで、簡単に立場は変わり得るものなんだということを実感しました。なんで自分は助かったんだろう、なんで自分の家は流されたんだろうと思うけど、それは誰にも分からないというか、誰にでも起こりえたということだけが分かった気がします。だから、被災者や死者と、自分を分けて考えるのはやめておこうと思いました。なぜなら、自分も潜在的には被災者だし、死者なんだと」震災から10年。最後に「どうやったら震災を忘れずにいられるのか」と、尋ねたところ、濱口監督は次のように答えました。 「僕は、どうやったら震災を忘れずにいられるだろうかということを、そこまで考える必要は無いのではないか思っています。どちらかというと、自分はいつでも当事者になると考えておくことの方が、きっと必要なんじゃないだろうか。当事者になったときに、自分に何が出来るのか準備しておくということは、とても大事なことなんじゃないかと思っています」

 

コメントありがとうございます。コメントは審査後に公開されます。

■福島第一原発にイスラエルの会社の「謎」 「福島第一原発の警備システムの一部を日本の企業ではなく、イスラエルの会社が請け負っている」 「なぜ機密性の高い原発の警備システムの一部を外国の企業が請け負っているのか」 週刊現代(講談社)2011.5.22

はっとしました。被災者とか、障害者とか、そうよぶことに違和感があるのはなんでかなと思っていたけど分かった気がします。

つまりどういうこと?

今年とか今日を平仮名で書く奇習の理由は何なの?

簡潔に、犯罪被害、被害体験学習、 身に染みてわかるはず、浅ましい買い占め、教訓を学ばない❗️

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