試合のない5月13日時点でセ・リーグは、昨季日本一の阪神が18勝14敗4分けで2位・巨人(19勝16敗3分け)と0.5ゲーム差。3位に14勝14敗4分けの勝率5割で広島が追う展開となっている。4位は16勝18敗1分けでDeNA、ゲーム差なしの5位に中日(15勝17敗4分け)、6位も中日と0.5差でヤクルトが15勝18敗2分けの借金3と3.5ゲーム差内に6チームという“セ界大混戦”の様相を呈している。
現在5位ながら、中日について「4月序盤の(首位に立った)中日は、投手が頑張っていましたね。相手に点数をやらないという戦い方。自分たちが点数を取るまでは1点もやらないって、そういうものがピッチャー陣に表れていた。防御率も11点とか取られた試合も含めての2〜3点台であって」と投手陣の奮闘を称えた落合氏。について「あの歳(35歳)で休ませながらっていうのはどんなんだろうとは思うんだけども…まだそんなに老け込む歳じゃないんでね」と休養を挟みながらの現在の起用法に少し納得がいかない様子を見せた。続けて「結構ゲームを休むっていうのは休み癖がついて、結構つらいものが出てくる。古傷があってケガ防止のために休ませてるんだろうと思いますけど。まあベンチが考えることで、俺がとやかく言う問題ではないですけども。OBとして思っていることを言ったまでですので、あまり気にはとめないでください」と笑顔で理解を示しつつ、中田への期待の表れを“オレ流”の表現で示した。
さらに年齢やキャリアを問わず「出ずっぱりっていうのは疲れるから、多少休ませてゲームに使った方がいいんじゃないかっていうような野球のやり方っていうのが、日本に限らずアメリカでも議論として取り沙汰されているからね」と投手では先発完投型が美徳とされ、打者もケガの一つや二つはあって当たり前で、試合に出場しながら体を強くしていくという考え方もあった時代と今の時代との考え方の違いに言及。投手の分業制など時代の流れではあると納得も「そういうのはちょっと寂しい気もしないでもないですけども…まあ、これが今の野球なんでしょう」と素直な思いを口にした。
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