にいる、と思って見ていましたから。香取さんや草なぎさんと仕事でご一緒していることが、いまだに不思議な感じがするんですよね。僕は監督になってからずっと時代劇をやりたいと思っていて、ようやくチャンスが巡ってきた1本目を草なぎさんというスターと一緒につくれたことが、本当に夢のようです。【白石】子どもの頃から時代劇をたくさん観てきましたし、日本の映画史は時代劇とともに発展してきましたから。日本の映画監督として、時代劇を1本も撮らずに終わっていいのだろうか、という思いはずっとあったんですよね。【白石】なんかそういうイメージありますよね(笑)。でも、そんなこと全然なくて。ものすごくウェルカムな雰囲気でした。初めてでわからないことがあったら何でも言ってくれ、どんなことでも僕たちが何とかするからって。その道一筋のプロたちが初めての僕でもやりやすい環境を整えてくださった。感謝しかないです。【白石】光源の違いは大きかったですね。江戸時代の室内照明はろうそくや行灯なので、限られた光源でどれだけの表現ができるのか、現代劇とは違う工夫が必要でしたし、かなり攻めた画づくりができたと思っています。普段はフレームから
【草なぎ】いやぁ、品格があるのは育ちがいいからかな。埼玉の春日部、『クレヨンしんちゃん』の街の出身なんだけど(笑)。役者って一人でやるものじゃないから、衣装を着せてもらって、ヘアメイクをしてもらって、白石監督とカメラマンの福本淳さんが相談しながらうまく撮ってくれて。皆さんの力をお借りして、芸能生活30周年にして一番の品格が出ちゃいましたね(笑)。僕としては、撮影中は結構必死でした。【白石】歴史を研究されている方々によって新たな発見があったり、新しい事実が確認されたりしていて、いろいろ調べていくことが楽しかったですね。調べてわかっていることや長年時代劇が培ってきたものをベースにしつつも、最終的にはもはや誰も見ることのできない過去の世界なので、物語を最大限面白く見てもらうために大胆な嘘をつくこともできる。ファンタジーな世界として魅せることができるんですよね。それに、身分制度があった江戸時代を舞台にすると、現代にも通じる格差、ヒエラルキーの問題も潔く描ける。シンプルな作品づくりがしやすいと感じました。【草なぎ】僕も楽しんでもらえるんじゃないかと思う。“世界の白石”になりますよ!
【草なぎ】時代劇にはグローバルにつながれる要素があるし、日本の若い世代の人たちにもっと見てもらいたいと思う。それには、この『碁盤斬り』のように面白い作品をつくることが大事で、僕は、自分で面白くないなと思った作品は人にすすめないけど、これは本当に面白いと思ってるから。テンションがあがりすぎて、あんまり言うと嘘っぽく聞こえるかもしれないけど、本当に満足のいく作品ができたと思っているんです。くん演じる弥吉の掛け合いがまるで落語の口演を見ているようなシーンもあって、新しい時代劇って感じもするんですよね。とにかく映画館に足を運んでいただけたら、損はさせない。きっと響くものがあると思います。
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