5月22日、英国立統計局(ONS)が発表した4月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年比2.3%と、3月の3.2%から鈍化したが、予想は上回った。写真は2021年1月、ロンドンで撮影(2024年 ロイター/Hannah McKay)
- 根強い物価上昇圧力を反映し、コアインフレ率(エネルギー、食料品、タバコを除く)は前年比3.9%と、3月の4.2%からは低下したが、ロイターがまとめた市場予想の3.6%は上回った。 ポンドはCPI統計の発表後に上昇。市場が織り込む英中銀の6月の利下げ確率は14%と、前日の50%から大幅に低下。最初の0.25%ポイント利下げを完全に織り込んでいるのは11月で、もはや年内2回の利下げは予想されていない。「特に、コアインフレとサービスインフレが予想よりかなり強かったことで、英中銀は、基調的なインフレ圧力が十分に冷え込んでいると自信を持つことが難しくなる」と述べた。 英国立経済社会研究所(NIESR)のエコノミスト、ポーラ・ベジャラノ・カルボ氏は「先週の強い賃金統計も踏まえ、サービスインフレの高止まりが今年後半もインフレ上振れリスクになる」と指摘。総合CPIは鈍化したが、英中銀は次回会合で慎重を期し政策金利を据え置く可能性があると述べた。私たちの行動規範:
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