急速に症状が悪化し、致死率が3割とされる「劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)」の患者が2023年に過去最多の941人となった。感染力の強い株が国内でも確認され、今年も前年を上回るペースで患者が報告されている。厚生労働省は手の消毒やマスク着用など基本的な感染対策の徹底を呼びかけている。
「朝起きたときは足の先が腫れている程度だったのに、4時間ほどで膝まで腫れて壊死(えし)し始めていた」。感染症に詳しい東京女子医科大学の菊池賢教授はSTSSで死亡した70代男性の症状をこう振り返る。男性は40度以上の高熱が出て、病院に搬送された際には意識がもうろうとした状態だった。原因となるのは溶連菌だ。通常は感染しても一般的な風邪症状にとどまるが、まれに重症化してSTSSを発症する。初期の症状は咽頭痛や発熱で、組織の壊死や多臓器不全などが起こる。発症後、数十時間で死に至ることもあるという。国立感染症研究所によると、新型コロナウイルス禍で一時減少したものの、23年は現在の調査方法となった1999年以降、過去最多の941人(速報値)に上った。高齢者の患者が大半を占める。患者の増加の背景について、菊池教授は「新型コロナの5類移行による感染対策の緩和や、海外から持ち込まれた毒性の強い株の流行が要因ではないか」と分析する。感染研によると、英国で10年代に流行した病原性や感染力の強いとされる株が、日本国内でも23年夏から増えているという。溶連菌が劇症化するメカニズムは不明な点は多い。飛沫や接触によ
菊池教授によると、STSSはけがや水虫の傷口から感染したとみられる事例も少なくない。菊池教授は「足を清潔に保ち、入浴時によく観察して確認することが重要。足の腫れと40度近い高熱が同時に出た場合は、速やかに救急車を呼んでほしい」と話している。
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