ゴールドマンのタクティカルスペシャリスト、スコット・ルブナー氏がまとめた7日付の顧客向けリポートによれば、今年見込まれている9340億ドル(約144兆5000億円)規模の自社株買いのうち、約6分の1が5-6月に実施される見通しだ。
今年は大手テクノロジー企業を中心に自社株買いが活発化している。アップルの取締役会は先週、1100億ドルの自社株買いを承認した。同社は米企業が発表した自社株買いの金額において自らが持っていた最高記録を更新。株価は大幅上昇した。またグーグルの親会社アルファベットは700億ドル、フェイスブック親会社の米メタ・プラットフォームズは500億ドルの自社株買い計画をそれぞれ発表した。 根強いインフレを抑制するため、米金融政策当局が想定以上に長く高金利を維持する姿勢を示唆する中、投資家は今年の株高を持続させる一助として企業のこうした動きに期待している。 また、ルブナー氏は米国株にとって「有利な季節要因がそろいつつある」とも指摘。自社株買いの他にも、株買いの構えを見せているモメンタムトレーダーや夏場に活発化する個人トレーダーなど複数の強気要因を挙げた。Trading desk expects $934 billion of corporate buyback executions for 2024
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