米メタ・プラットフォームズは9月27日の開発者向け年次イベントで、最新のスマートグラスと、仮想現実(VR)用ゴーグル型端末「クエスト3」、およびこれらに搭載する会話アシスタント機能を持つ消費者向け生成人工知能(AI)の「メタAI」を発表した。写真はプレゼンをする同社のマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)。カリフォルニア州で撮影(2023年 ロイター/Carlos Barria)
[メンローパーク(米カリフォルニア州) 27日 ロイター] - 米メタ・プラットフォームズは27日の開発者向け年次イベントで、最新のスマートグラスと、仮想現実(VR)用ゴーグル型端末「クエスト3」、およびこれらに搭載する会話アシスタント機能を持つ消費者向け生成人工知能(AI)の「メタAI」を発表した。 メタのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は、スマートグラスは10月17日から299ドルで発売の予定だと明かした。メタAIを装備したこのスマートグラスは、ユーザーがフェイスブックやインスタグラムのライブストリーミングに対応し、AIと会話することができる。 クエスト3は10月10日に出荷が開始され、最低価格は500ドル。アップルが夏に発表したゴーグル型端末「ビジョン・プロ」は3500ドルに設定されており、メタの幹部はクエストがこの分野で最も値ごろ感がある製品だと指摘した。
メタが7月に公開した大規模言語モデルに基づいて構築されたメタAIは、文書や写真そっくりの画像を生成することが可能。今後はマイクロソフトの検索エンジン「ビング」との提携を通じてリアルタイムの情報を得られるようになる。さらにザッカーバーグ氏は「今回のイノベーションの大きな側面は、これらの技術が誰にとっても利用できるという点にある」と語り、革新的な新製品を手頃な価格で全ての人に届けることこそが非常に大事だと付け加えた。
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