ブリンケン米国務長官は13日、訪問先のカタールの首都ドーハで同国のムハンマド首相兼外相と会談した。カタールはイスラエルと戦闘中のイスラム組織ハマスとのパイプを持ち、ハマスの事務所もドーハに置かれている。ブリンケン氏は記者会見し、国連などと協力してハマスが支配するパレスチナ自治区ガザ地区内に、民間人を保護する「安全地帯」を設置することに意欲を示した。
ブリンケン氏は会見で「ガザ地区で民間人が危険から逃れることができ、食料、水、医薬品などを入手できるようにすることが大切だ」と強調。安全地帯の設置が「最善の方法」と述べ、国連などと協力を進めているとした。これとは別に、ガザ地区と外部との間で人や物資の移動を可能にする「人道回廊」の設置に向けて協力することでも、カタール側と一致した。人質の解放に「カタールが緊急に取り組んでくれている」と謝意を示した。
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