2024年の日本におけるゴールデンウイークは「子どもの日」で締めくくられた。読者諸氏は、担任の先生がどのようなクルマに乗っていたか覚えているだろうか? 今回は筆者の少年時代、学級担任だった教師たちのクルマを思い出してみる。しばし私的述懐におつきあいいただこう。
自転車や徒歩通勤だった3年および4年生の担任を経て、5年生になると今度は“サンマル”こと3代目カローラに乗る先生が担任になった。彼は筆者の父親に「排ガス規制の対策で、走りがあまりよくなくて」とこぼしていたものだ。 1970年代末に入学した中学では、理科のベテラン教員が担任になった。獣医師でもあった彼は、5代目「日産ブルーバード」(810型)が通勤車だった。本人がブルーバードファンであることが判明したのは授業中、昔みずから撮影したという教材用8ミリフィルムを上映したときだった。画面に初代「ダットサン・ブルーバード」(310型)が映り込んでいたのだ。授業のあと、筆者が「あれはテールランプが柿の種といわれたやつですね」と指摘すると、「いや、私が乗っていたのは、その後だ。小変更された後の型だったんだ」と、中学生の筆者にも正確に説明したのは、やはり理系出身である。この教師は、のちに大ヒットする910型に乗り換えたことからしても、生粋のブルーバード愛好家だったことがうかがえる。ただし、声楽家でもあったこの担任は、他の教師陣と比べると一見クールな風貌だった。そのためたとえオールズモビルであろうと、クルマの話など到底切り出せなかった。
やがて運転免許も持っていないのに、クラスメートの両親から自動車購入に際して、どの車種がいいか相談を受けるようになった。ダイムラー訂正発言の影響は、まだ続いた。ある日の放課後、自分の机の物入れを見て驚いた。輸入車販売店のダイレクトメールが束になって入っているではないか。誰が入れたかは即座にわかった。当時オールズモビルを扱っていた東邦モータースのものがいくつか交じっていたからだ。そう、どう接してよいかわからなかった声楽家の担任だった。自宅に届いたものをまとめ、筆者にくれたのだった。彼もドイツ語教師から、筆者のことを聞いたのは明らかだった。以来、その担任とはクルマの話をたびたびするようになった。「世の中の人はベンツがいい、と言う。けれども、コーナリングを伴わない東京都心からの首都高・中央道の高速通勤なら、アメリカのクルマがいちばん楽なんだよ」と、オールズモビルを愛好する理由も教えてくれた。
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