いっぽう2010年にはEVおよびHV用のモーター製造も開始し、e-POWERや『リーフ』のモーターも生産している。2022年度には横浜工場の生産台数の約40%がモーターだった。モーターの累計生産台数は167万台を超え、24年には200万台を達成する見込みだという。横浜工場は、日産のエンジン生産を担う工場のひとつでありながら、電動化や電池の量産技術の開発などグローバルでのパイロットプラントとして進化も続けている。横浜工場の従業員数はおよそ3200人。このうち約1000人が生産技術開発にかかわっており、さらにそのうち200名が新技術や新工法、新材料開発などR&Dのエンジニア、研究者だ。生産技術やR&D(神奈川県厚木市)に近いため、新しい技術に即応できるようになっている(横浜工場長...
日産のVCターボエンジンは、コンロッドエンドを直接クランクシャフトに固定するのではなく、Lリンクと呼ばれるひし形の部品を介してクランクシャフトにつなげている。コンロッド(VCターボエンジンではUリンクという)の下端とつながったLリンクの対角にCリンクと呼ばれる部品が接続される。Cリンクの形状はコンロッドによく似ており、その反対側にはアクチュエーターで位置が動かせるコントロールシャフトにつながっている。コントロールシャフトを動かすことで、Uリンクが描く軌道も変わる。Uリンクの上部はピストンにつながっているので、上死点・下死点の位置も変わることになり、圧縮比を制御することができる。 だが、クランクシャフトを、いわばてこの原理で動かすため、シャフトとLリンクとの接合部分の負荷が従来の約2倍となり、部品強度や耐久性が問題になる。そのためHRC60というやすりやドリルの刃並みの硬さを持つ鋼材が利用される。さらにシャフトとの接合面に高度な加工精度が必要となる。UリンクとLリンクとの嵌合部は潤滑する必要があるが、それにはLリンクに3Φの穴をあけてオイルを噴射させている。応力が高い部品の小さい穴はちょっとした加工ミスやバリなどが破断につながる。Lリンクのオイル穴は内側にリーマー研磨を施している。
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