、ビル管理などを手掛ける友愛ビルサービス(秋田市)の3社。今月30日をメドに共同で新会社「ONE・AQITA(ワン・アキタ)」を設立する。資本金は5000万円で、秋田市内に本社を置く。社長には県建設部の元建設技監、佐々木寿一氏が就く見込み。取締役5人を含め15人の陣容でスタートする。
新会社は市町村が生活排水処理設備の維持に向け効率的に点検・調査できる計画のほか、設備更新に必要な計画をまとめる。経営状況の分析や経営戦略の策定、資産管理や職員の研修も担う。民間のノウハウや発想を取り入れ、事業の効率的な運営を目指す。 下水道管は50年ほどで耐用年数を迎える。だが、40年を過ぎるあたりから腐食などによる陥没事故が急増する。昭和から平成にかけ埋設した膨大な量の管路がこの先、次々と更新時期を迎える。一方、県や市町村は行財政改革で職員数が減り、過疎化に伴う使用料収入減少にも直面しており、対策が求められていた。
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