試合終了のブザーと同時に柴田学園の歓喜の声がこだました。最大14点差を広げられ、追う展開が続く苦しいゲームでの逆転勝利。選手たちとともにガッツポーズし、喜びを爆発させた小野尚樹ヘッドコーチ(50)は「オフェンスでうまくいかなかった分、ディフェンスとリバウンドを頑張ろうと指示しました。我慢強くやってくれた」と褒めたたえた。
53―55で迎えた第4Q残り1分27秒。指揮官から「打て、打て」と指示を出されていた蒔苗がこの日両軍初となる3点シュートを決めた。23日の1回戦・徳山商工戦(山口)からコンディションが上がらずに「悩んでいた」と胸中を打ち明けた。試合開始から第3Qまでも苦しんでいたが、「勝つために何ができるかを冷静に考えよう」と第4Qを前に心を一新。チームのなかでも一番自信を持っている3点シュートを「ここで決める」と強い気持ちで放ち、劇的勝利に導いた。 エースでU17日本代表の佐々木杏花(3年)も安定したプレーを見せた。第2Qには自身より15センチ長身の193センチの留学生が出場も、今夏のU17W杯の経験を生かし落ち着いて対応。「あまり圧迫感とかはなかった」とボールを持たれてもファウルに注意し、拾えるリバウンドを絞って勝負。10得点、13リバウンドと、大会前に目標に掲げていた「全試合ダブルダブル」も2試合連続で実行し、勝利に貢献した。
「全国の借りは全国で返す」を合言葉に、今夏のインターハイでなし得なかった4強まであと2勝に迫っている。25日の3回戦・岐阜女子戦に向けて、蒔苗は「挑戦する気持ちを忘れずにチーム一丸意識を高めて頑張りたい」。持ち前の強固な守備を中心に、全国屈指の強豪を全力で倒す。(山崎 賢人)
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