25年の大河「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)〜」に、浮世絵師の喜多川歌麿役で出演する。染谷にとって、これが5度目の大河。昨年10月の出演者発表会見では、田沼意次役の渡辺謙から「俺の年の半分でもう5本もやりやがって」といじられる場面もあった。
染谷の初大河は10歳の時で、03年の「武蔵 MUSASHI」。チャンバラで遊ぶ少年役で、出番は10秒ほどだった。20年以上前の話だが、「記憶にありますね」という。「初めての時代劇で、初めて頭にかつらをかぶって過ごして、すごく楽しかった記憶がありますね。すごく空気感がすごく緊張感があって、すごく緊張したけど楽しかった記憶が」と振り返った。時は巡り、21年には「麒麟がくる」で、今度は自分が信長を演じることに。出るごとに役の重みが増していることを実感していたという。「緊張が増していきました。与えてもらった役が、作品に対する比率も大きくなっていったのもありますけど、やはり信長を演じる時はプレッシャーもありましたし、どういうふうに信長を作り上げていくのかというのは、プレッシャーもあったけど、その分楽しかったですね、結局。ものすごくやりがいがありました」と話した。
同作の出演者発表会見では、思わぬ反応があったという。大河の会見は事前に出演者が発表されず、報道陣も現場で初めて知るという。「会見の時に、“織田信長役の染谷将太さんです”って出て行った時に、会場に“えっ?染谷?”みたいな空気が…」。反応に戸惑いながらも、「まあ“新しい織田信長を作ろう”という話だったので、ここから頑張らなきゃねって」と懐かしんでいた。
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